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髙谷光信先生インタビュー(東京混声合唱団特別演奏会 指揮者)   2019.12.15

指揮者の髙谷光信さんは、初めてお会いしてお話をさせていただいた時から気さくで、物腰が柔らかい方だと感じました。
お話していく中で、良い演奏会となるよう様々な案が出て、その地の合唱する方たちと交流を持ち、舞台上で共演したいという思いをお聞きして「東京混声合唱団と歌う会」の募集につながりました。そんな指揮者の髙谷光信さんにインタビューを行いました。

〇すばるホールとの思い出や富田林のイメージは何かありますか?
数年前にOsaka Shion Wind Orchestraを指揮させていただいたことがございます。多くのお客様に暖かくお迎えいただきました。特に子供たちが沢山来場してくれましたので、とても盛り上がり楽しいコンサートになった記憶があります。今回は昨年4月より東京混声合唱団の指揮者に就任させていただいてから初のすばるホール登壇ということになります。本公演は色々な楽しい企画や合唱の素晴らしさをお伝えできるようなプログラムとなっております。どうぞお楽しみください。

 

〇関西の方とお聞きしておりますが、指揮者になろうと思ったきっかけは?
出身は京都市になります。京都市立堀川高等学校音楽科でトランペットを学び、大阪音楽大学器楽学科に進学いたしました。
その後ウクライナ国立チャイコフスキー記念音楽院の指揮科を卒業しました。指揮者になろうと思ったきっかけは、藏野雅彦先生との出会いです。先生は当時堀川高校の音楽科主任でトランペット・オーケストラをご担当されていました。オーケストラを指揮・指導される藏野先生に憧れたのがきっかけで指揮者を目指しました。素晴らしい指導者であり父のような包容力で様々なことを教えてくださいました。

〇音楽をつくっていく上でいちばん大切にされていることは?
譜面をよく読み込み「愛情」をもって演奏するということです。
そして皆さんで演奏することを「楽しむ」ということです。

 

〇東京混声合唱団の魅力についてご紹介願いますでしょうか。
東混は今年で創団64年目となります。ルネッサンスから現代合唱曲までを取り上げ、昨年は200カ国を超える国歌の原語録音にチャレンジいたしました。
そのように何事にも挑戦し続ける東混から私も多くのことを学ばせていただきました。
新旧の合唱作品の魅力を世の中に発信し続け、演奏をもってお客様に感動をお届けできる合唱団だと言えます。
そして団員皆さんの歌声と素晴らしい表情に出会うことができたら、心は癒されて幸せになることでしょう!

〇今回の演奏会の聴きどころについてお伺いします?
今回の魅力は「未来へ」がテーマとなっております。どの作品にも未来というメッセージが含まれており、その言葉ひとつひとつからは力が漲ってきます。
ある時は声援となり、またある時は慰めとなります。音楽は目に見えない力があると信じています。「ことば」の行間を感じつつお聴きいただければ幸いです。
そして合唱の素晴らしさを存分にお楽しみください。

 

〇共演する「東京混声合唱団と歌う会」のメンバーにメッセージをお願いします。
練習会でもお話しいたしましたが、音楽の素晴らしさと素直に向き合える舞台になればと思います。
皆様と一緒に舞台に立てることを大変嬉しく思います。この一期一会に心から感謝いたします。

〇同じ3月に開催する「すばるクラシックファミリーコンサート ザ・ベストコンチェルト~ベートーヴェン生誕250周年記念ピアノ協奏曲の夕べ~」を指揮する永峰さんとは仲が良いご友人とお聞きしましたが。
はい。同級生ですよ。
永峰大輔さんとはプロ指揮者を目指した学生時代からの仲間であり親友です。
指揮者になるために必要なことや指揮研究会をいくつ回数を重ねたか分からないくらいです。
永峰さんは神奈川フィルの副指揮者に就任されたのち現在も全国のオーケストラを指揮して大活躍されています。
この度はすばるホールでプロ指揮者として並んでいることを大変嬉しくまた誇らしく思っています。

 

〇最後に、ご来場のお客様へメッセージをお願いします。
東京混声合唱団は合唱の可能性を追求するだけではなく、とても楽しいコンサートになることをお約束いたします。
是非多くの皆様にご来場いただければ嬉しく思います。当日会場でお待ちしております!

2019.12.15(sun)

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