すばるくんのブログ(公式)

『すばるイブニングコンサート 南杏佳ピアノリサイタル』公演レポート   2015.01.18

 

 

 

 

第25回目のピアニストは大阪府立夕陽丘高等学校2年の南杏佳さんです。

 

南さんはプログラムをメンデルスゾーンとグリーグというロマン派の作曲家の作品で構成されました。まずは、メンデルスゾーンの「ロンド・カプリッチョーソ」。優しく厚みのある豊かな音色で、序奏の甘美なメロディーが奏でられていきます。そしてロンドでは柔らかいタッチに音の強弱のアクセントが組み込まれ、様々な表情を描き出していきます。続いては、同じくメンデルスゾーンの「厳格なる変奏曲」。華麗で技巧的な変奏曲とは違い、音型が多様に変化し、メンデルスゾーンの独創性に溢れた作品です。静かな主題に続いて現れる各変奏を、内面に秘められた情熱を吐き出すかのように、南さんは鮮やかに演奏してくださいました。そして、最後に演奏してくださったのは、グリーグの「ノルウェー民謡による変奏曲形式のバラード」。ノルウェーの民謡を元にした民族的なメロディー、リズムに満ちた曲ですが、しっかりとその特徴をとらえ、歯切れの良い演奏で最後までしっかりと弾ききってくださいました。

 

演奏以外にも、曲間ではしっかりと作曲家や曲についてお話してくださって、ご自分の音楽に対する思いも熱く語ってくださいました。今回のロマン派の作品からの選曲は、南さんの感性を味わうのにうってつけのプログラムだったと思います。南さんの演奏は、曲へのアプローチがすごく個性的で、感性の輝きを随所に感じることができます。これからも感性を更に磨いて、自分らしさを追及できるピアニストに成長されると思います。

(担当職員T)

 

 

ページの最初に戻る